番組制作と放送のルール
番組審議会議事録
このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2019年2月18日(月)開催 / 第624回番組審議会より
「1番だけが知っている」 1月28日(月)放送分について
議題
(1)審議事項
1)「1番だけが知っている」 1月28日(月)放送分について
2)その他
(2)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の議題及び日程について
出席者(敬称略)
委員長 | 音好宏 |
副委員長 | 中江有里 |
委員 | 石田衣良 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 田渕久美子 藤原帰一 水無田気流 |
局側出席者
TBSテレビ
佐々木社長
國分常務取締役
伊佐野取締役
合田編成局長
本田報道局長
海本制作局長
中川制作局制作一部長
谷澤プロデューサー
藤田編成考査局長
鈴木編成考査局視聴者サービス部長
岩村番組審議会事務局長
委員の主な意見(「1番だけが知っている」について)
◇テレビが共感のメディアであることを上手に利用した番組だと思った。
「1番」というところに焦点を当てているが、要は人々が「この人の話なら共感できる」という人を選んでおり、そこが視聴者を引き付けるのだと思う。
◇ボクシング好きであることが、ものすごい熱量で伝わる香川さんに対して、後半の武井さんは、用意されたネタについてしゃべっている雰囲気が少し感じられてしまった。
◇1番だけが知っているというより、それぞれの人のオタクっぷりが面白かった。1番になると、自分のオタク話をこんなにできる。1番になるとオタクが輝く、そういう番組なんだなと思って拝見した。
◇具志堅さんが登場するところなどで感じたのだが、製作者にはとにかく笑いに結びつけなければという強迫観念があるのではないか。試合の映像がすばらしかっただけに、惜しい気がした。
◇MCとスタジオゲストの存在感が伝わってこなかった。せっかく個性的なメンバーなのに非常に薄味で、もう少し使い方があるのではないか。
◇TBSが選ぶことができない限られた試合映像をどう使うかが、難しいところだと思った。いろいろ編集をしているが、具志堅戦はパンチがよく映っているので、大変歯切れよく伝わりやすかった。一方タイソン戦は、ローアングルなので大分苦労したのではないか。
◇困惑しながら見た。タイトルからして一流の人が、その一流である分野について語る番組だと思っていたからだ。香川照之さんが出てきて、ドラマや演技の話をするなら分かるが、ボクシングというところで「?」になってしまった。しかも本当の1番である具志堅さんは一言二言しか話さない。視聴者の期待と番組内容がずれてしまうのではないか。
◇ジャンルによっては「1番」というのは非常に曖昧な概念である。今後いろいろなテーマを取り上げるにあたって、なぜ1番と言えるのか、統計をとった絶対1番でなくても、これなら1番と言ってもいいだろう、ぐらいの説得力は持ち続けてほしいと思う。
◇アナログ時代の具志堅映像の脇に、ワイプでデジタルの顔が抜かれているので、非常に時代感が迫っていた。あのワイプは非常にいいと思ったが、せっかくいい映像なのに、画面にテロップがたくさんついているのが、ちょっと残念かなと思った。
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)