株式会社東京放送(TBS)は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモと協力して、FOMA網無線LAN、インターネットの3つの伝送方式が選択できる、新しいワイヤレスカメラ中継システムを開発しました。これにより、中継車の使用が困難な災害現場等でも、テレビカメラから直接、中継映像を送り出すことが可能となります。
●ワイヤレスのもつ機動力と3つの伝送方式
今回、開発されたワイヤレスカメラ「Air Media Cam(エアメディアカム)〔仮称〕」は、NTTドコモのFOMA網や無線LAN(M−ZONE等)及び、通常の(有線)インターネット網の3つの伝送方式が利用できます。いずれの方式も、カメラに接続した送信機から直接、映像伝送できるため、中継車等へケーブルを接続する必要がなく、機動力を生かした中継映像を提供できる上、通信インフラの状況に応じて最適な伝送方式を選べるのが強みとなります。
また今回の開発では、伝送方式及び画像・音声の品質を放送用に最適化するための簡易パターンをTBSとNTTドコモが共同で開発、取材現場の状況に応じて、カメラマン自身がモード選択し、最適な映像で伝送することが可能となりました。
●送信機の小型パッケージ化で機動力発揮
映像・音声のエンコード及び通信を行う送信機部を、175(H)×125(W)×75(D)mm、重さ1.2kgと最小限にパッケージングすることに成功しました。これによって、テレビカメラ本体への装着が可能となり、中継車等につなげるケーブルの束縛から解放されたことで、スポーツ中継などでもより臨場感の高い迫力ある映像も撮影可能となりました。
●「世界陸上大阪大会」のブームアップ企画で初OA実験へ
TBSでは「世界陸上大阪大会」(8月25日〜9月2日)の放送を控え、今月16日から30日間、『世陸大阪応援たすきキャラバン』の生放送内でこのカメラを使った中継実験を実施します。
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