2007年02月07日
TBS総務局 広報IRセンター

 TBS『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』のアメリカ版が、今秋から放送開始18年目に突入する事が決まった。 昨年、米地上波ABCのバラエティー番組史上最長寿番組になったが、自らの記録を更新することになった。

 再び「快挙」を達成したのは、TBS『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』('86.1〜'92.3放送)の「面白ビデオコーナー」をフォーマット化した“AFV (America's Funniest Home Videos)”。AFVは、アメリカの4大地上波ネットワークABC(現:Disney/ABC)で'89年から放送開始、現在までに計400話以上が制作されている。昨秋、放送開始17年目に突入すると同時に、1943年に設立され60年超の歴史を誇る米地上波ABCのバラエティー(エンターテインメント)番組史上、最長寿番組となる金字塔を打ち立てた。視聴率競争の激しいアメリカの地上波ネットワークで10年以上にも亘って番組が継続する事は極めて珍しく、アメリカ全ジャンル全番組を含めても、報道系の“60 Minutes”(CBS)やアニメの“The Simpsons”(FOX)など数える程しかない。特にバラエティー系の番組では、新作の制作と放送が10年継続した例は数える程しかなく、アメリカ地上波でこれを成し遂げたのは「快挙」と言える。
 今回はこの記録を自ら塗り替える事になる。春編成前のこの時期に秋編成を早々と発表するのは極めて異例で、これは、AFVが、ABCの視聴率維持に大きく貢献している事を反映していると見られている。AFVは、アメリカ人ならば誰でも知っている程の知名度。既に世界80ヶ国以上にも輸出されており、世界的な「ビデオ投稿番組」のきっかけを作った番組とも言える。

 AFVは、TBSがアメリカBellon Entertainment社と共同で『加トちゃんケンちゃん』の「面白ビデオコーナー」を'88年に海外番販(フォーマット番販)した事で実現した。TBSは他にも、『わくわく動物ランド』『しあわせ家族計画』『未来日記』のアメリカ版の地上波でのプライムタイム放送を実現している(いずれも米ABC)。「フォーマット番販」は、バラエティー番組などのコンセプトや制作ノウハウ(図面、データ、撮影技法、等)を販売する方法で、AFVは、アメリカ人スタッフとキャストによって制作、日本のオリジナル映像は一部投稿ビデオを除き一切使用されていない。AFVの投稿ビデオは『さんまのスーパーからくりTV』内でも利用されている。
 一般的に日本のTV番組コンテンツは、アニメ以外は欧米では通用し辛いと言われるが、「海外番販」、特に「フォーマット番販」の分野でTBSは草分け的存在。アジアを中心とするドラマ販売に加え、これまでに世界約100ヶ国で200種類近く、数千話に及ぶ「フォーマット番販」によるTBS番組の各国版制作の実績があり、記録は伸び続けている。中には5年以上続いた(続いている)国民的長寿番組も多数ある。今回、TBSのフォーマット番組が、世界最大規模のアメリカ地上波ネットワーク局でバラエティー系最長寿番組の記録を更新した事は、日本のTVコンテンツが欧米でも充分に通用する事を証明する上でも大きな意義があり、実績にも新たな「金字塔」が加わる事になる。