◇編成関連
上期の視聴率はG帯2位、P帯3位、全日3位で折り返したが、下期に入り第10週までの平均視聴率はG,P、全日ともに4位となっている。水曜、土曜は特に厳しい状況となっている。ドラマは金曜22時の「花より男子」が全局のドラマの中でも好調、木曜21時「ブラザービート」もまずまずの成果をあげているが、最近の傾向でドラマの視聴率自体は低い傾向となっている。ベルト番組については上昇基調にあり、「朝ズバッ!」はCXとNTVと並び始めたという印象を持っている。
年末特番では、恒例の「第47回レコード大賞」や「K−1プレミアム2005Dynamite!」、年始特番は「第50回ニューイヤー駅伝」や「スポーツNO.1決定戦」が予定されているが、中でもTBSテレビ50周年企画として1月2日、3日と2夜連続で放送予定の大型特別ドラマ「里見八犬伝」には期待している。
冬季五輪トリノ大会は、2006年2月10日より17日間にわたり7競技、82種目が行われる。TBSでは男女フィギュアスケートを中心に、地上波約22時間、BSでは約24時間の放送を予定している。約80名のスタッフで制作にあたる。
2005年のナイター平均視聴率は10.2%、特に後半7月〜9月平均は7.5%と厳しい状態が続いた。来期の放送については従来通りの本数をG帯で放送することはなかなか難しい状況だ。プロ野球への関心も球団保有地域とそれ以外との地域差がはっきりと出ており、中継の見直しも含め、現在検討中である。
◇ 営業状況
11月、12月のスポットの東京地区投下量はあまり良くないようだ。ネット広告に流れているわけではないようだ。TBSでは前年を上回っている。全日帯の視聴率改善の成果が出てきているようだ。しかしながら、デジタル家電を中心に地区投下量が良かった前年実績のハードルを上回るのは厳しい。タイムは11月、前年を割り込むが年末年始セールスはもう一息。
◇ 中間決算について
連結売上高で0.4%増収、個別売上高は0.2%減収となった。7月までのスポットの不振、50周年の大型番組の制作などによる番組強化やデジタル投資の原価償却費の増加により、連結個別とも経常利益までは約50%の減益となった。中間純利益は東京エレクトロン株式の売却益により大幅な増益。通期の業績予想も、下期スポット動向が不透明であること、横浜ベイスターズへの支援が約12億必要とされていることから、下方修正した。
◇ ラジオ関連
10月の聴取率調査では4年4ヶ月26期連続首位を達成。午前の番組を中心に良い成績だった。2005年9月の中間決算は減収減益となった。費用は減少したが、ナイターが苦戦し、この落ち込みが売上全体を押し下げた。下期も苦戦。各局共に第3四半期は苦戦している。
2002年7月より始めた環境キャンペーンだが、第8期のキャンペーンを来年1月に実施する。テーマは「"もったいない"が地球を救う」。実践のための3つのR、ゴミを減らすリデュース、繰り返し使うリユース、資源を再利用するリサイクルについて、様々な角度から16の番組で取り上げる。番組内ではフリーマーケットも池袋で行う。
デジタルラジオについて、10月31日に東京民放ラジオ5社で発起委員会を立ち上げた。免許申請の手続きを2月以降にはじめ、6月か7月頃までに予備免許の取得、10月には東京、大阪でデジタルラジオ放送の開始を想定している。受信機の開発については、来年夏ごろ、遅くとも秋までには何社かから何機種かのデジタルラジオ受信機が発売される予定。
◇ NHK民営改革論議について
NHKと民放の2元体制はうまくいっている。この住み分けは生かしておきたい。これからの地上デジタル放送推進のためにも、番組の性格等を考えても、NHKとはうまくやっていきたいというのが基本的な考え。個々のケースについては放送局なのでぶつかることもあるが、NHKの使命、公共放送であることをしっかり配慮して頑張ってほしい。民放とNHKの共存はやっていきたい。ただ、NHKに対する信頼関係が崩れているので、自身で回復していただき頑張ってほしい。受信料体制は基本、今の制度を守ってほしい。
NHKのBSスクランブル化について、今までNHKのBSがBS放送を牽引してきた。スクランブルの料金を払ってまでBS放送を見てくれることになるのか、現実としてまだ苦戦しているBSデジタルにとって、厳しいことだと思う。慎重に検討してほしい。
地上波のスクランブル化は2元体制そのものが崩れることになるので賛成し難い。今の枠組みを維持して共存共栄してほしい。
以上