4月27日(水)、午後3時から井上社長の定例記者会見が行われました。
概要は以下のとおりです。
◆ 4月編成について
感想を一言でいえば、まあまあではないかと思う。そこそこ良くなって来ている。朝、昼、夕方と大幅改編をしたが、朝の「みのもんたの朝ズバッ!」は順調だ。視聴率的にも内容的にもいい形になってきている。昼の「きょう発プラス!」はまだもう少し。夕方の「イブニング・ファイブ」は、他局と比べても遜色なく、よくなってきている。G帯ではドラマは安定している。全体に少しずつ元気が出て来たことで、明るい希望を持っている。
◆ プロ野球G戦について
全体にG戦カードの視聴率の低さが目を引く。それにしても巨人は弱い。もう少し勝ってくれないと困る。勝った時のG戦はそれなりの数字を取るが、スポーツといえばプロ野球という形はだんだん難しくなって来ている。これまで巨人頼りで何十年と来たわけだから巨人にも頑張って欲しいが、巨人に寄りかかってきたことを反省し、自分達も個性的で魅力あるチームを作っていきたい。ローカルでは地元チームの試合を放送し球団も放送局も成り立っていくことがフランチャイズに近づくことになると思う。我が横浜ベイスターズも関東地方で視聴率が上がるように頑張って欲しい。
編成的には、G戦カードを中心に放送することに、いまのところ変更はない。
◆ラジオのプロ野球G戦について(TBS R&C 清水社長)
連日ナイター中継をしているが、ラジオの場合はテレビの視聴率ほど大きな落ち込みはない。ラジオを聞かれる方は野球好きなコアなファンが多いのでそういう結果になっている。今年のTBSラジオは「サンキュ〜 ベースボール!」キャンペーンを行っている。「ありがとう」の意味と、3球投げる間に必ず得点経過を伝えて、どこから聞いても試合経過が分かる放送を目指している。
◆ ‘04年度決算の見通しについて
現在集計中だが、連結では売上高2,975億円、経常利益225億円の発表数字との大幅なブレはないと思う。当期純利益は、退職年金制度の改定に伴う特別損失が、年金資産の増加などにより当初見込の約100億円から減ったことにより、2月に下方修正した85億円よりはよくなると思っている。
◆ ライブドア関連について
和解の決着については、他局のことでもありコメントする立場にない。自分に立ち返れば、我々も企業価値を上げなければいけないと思う。
放送業は、我々でなければ出来ない番組、我々だからこういう取材が出来た、こういうニュースを追える、こういう番組を作れた、というのも重要な企業価値だと思っている。
時価総額が高くなってTOBをかけにくくする為の企業価値とかというより、評価される番組を放送して、みんなが楽しんでくれてよかった、ということだと思う。娯楽番組はそれらしく面白く作るべきだし、問題を提起するものはしっかり問題を提起するべきだし、そうしたことを積み重ねていくことが結果として企業価値を高めることになる。
そうすればライブドアのようなことが起きたとしても応援してくれる人も出てくるだろうし、我々自身の結果としての企業防衛策は番組の中味ではないかと思う。
TBSがなくなったらこれだけの番組は出せないと思ってもらう会社になることが最大の企業防衛だと思っている。
◆ 在京キー局の株式持合いの提案について
我々は放送法による免許事業でもあるし、外国人の持株規制などである意味守ってもらっている。一概に普通の企業と同じように考えられるものかどうか。いまのところ返事はしかねる。
◆ 増配と配当政策変更について
今年は、TBSテレビ放送開始50周年にあたり、5円増配し、1株10円に修正する。年間配当金は15円となる。
また、株主の皆様への利益還元重視の姿勢を明確にする為、基本方針をより業績に連動するように変更する。平成18年度3月期以降の配当金は、配当性向を基準とし、当社単体当期利益の20%をめやすに還元する。安定性も維持し、1株辺りの年間配当は10円を下限としたい。
ライブドアの動きを受けての増配、配当政策の変更ではない。TBSテレビ放送開始50周年の記念配当だ。社会的な今の風潮を考えれば配当政策についてある程度明瞭な方向を出した方がいいと考えた上でのことだ。
以上